Hugu-Nabeふぐ料理・鍋料理

◆ ふぐ料理・オリジナル鍋料理おすすめ店
    (オリジナリティー&コスト順)

内容が変更の場合もあるので詳細は各店舗に直接お問い合わせ下さい。
リンク了承済み店にはリンク表示があります。

 大 喜 久  (だいきく)   京料理・懐石  リンクミシュラン
  TEL 075-724-8159     17:00~22:00 (L.O 19:30)
 左京区北白川丸山町1-115  (第一水曜日定休)
 ◆おすすめ  白川鍋懐石・ふぐづくし(ふぐ料理)
 利用予算 15,000円~ 
 鍋料理とひとことで言ってもその種類は様々だが、この店の名物「白川鍋懐石」はまさにオリジナル。京都でもお目にかからない白味噌仕立ての魚介類の鍋。白味噌仕立てで猪肉を出すのは京都で定番であるが、ここの鍋はまたぜんぜん違う。白味噌というと「甘いのでは?」と思われる方も多いのではと思うが、この店の白味噌はそうではない。程よいコクを感じるが、甘いと感じることはない。その特製のダシで季節の魚介類や京野菜を食す。ひとことで言って美味である。他にはない味と言って過言ではないだろう。魚介類も高鮮度の良いものばかりを用いていると思われる。ボリュームもしっかりとしていて、一見、15,000円というと大変に高価な鍋と思われるだろうが、こちらの鍋料理は先附・前菜・刺身・椀物・焼物と進み、そこから名物・白川鍋となるフルコース設定。価格と内容を比較して決して高価とは言えないと感じる。味を言葉で表現するのは難しいが、この特製のダシで焚く魚介類や野菜は白味噌の風味がかもしだす独特のコクとうまみがある。かなり相違工夫がなされたダシだと感じる。それをまたこの店の特製のタレで食す。大根おろしたっぷりで適度に酸味があるタレなのであっさりとしていていくらでも食べられそうな完成度の高い味。京料理を鍋にしたらこうなるという味ではないだろうか。またこの鍋の最後の「ぶっかけご飯」も絶妙の味。

また、この店では「ふぐづくし」というふぐ料理を名物としている。文字通り、ふぐのみを使ったコース。無論、他店のふぐ料理屋でも「ふぐ」のみの料理とはなるが、この店の「ふぐづくし」をおすすめする理由は二つ。味に関しては無論だが、内容が非常に良心的。一人に対して一尺ほどの大きさのふぐを一匹使っているとのこと。なるほどそれだけのことがあり、ボリュームも充分である。一見は安価な設定の店で実は量が少なく、結局は料理追加で高価になったというご経験をお持ちの方々はおられないだろうか?ふぐ料理屋には時折そのような店があるのだが、この店はまったくそのような心配は無い。そしてもう一点は料理のバリエーション。一般のふぐ料理店では皮・刺身・焼ふぐ・唐揚げ・鍋・雑炊となれば豊富な方であるが、この店は懐石料理店だけあって、その内容はまさに「ふぐ」のみを使ったフルコース。通常のふぐ料理の他に他店には無い「ふぐのタタキ」や「ふぐの椀物」そして唐揚げよりもオツな「ふぐ天麩羅」などが入り、贅沢なぶつ切りをたっぷり入れた「ふぐ鍋」へと続く。実に魅力的な構成となっている。ふぐ料理の要であるポンズも美味。近年は他の料理店紹介サイトでも利用者よりの高評価を得ていると聞くが、うなずける料理である。「白川鍋懐石」・「ふぐづくし」双方共に価格以上のお値打ち感があり、双方共におすすめである。
備考…完全予約制(前々日以前・2名以上)
 
 畑かく  (はたかく)   (京料理・猪鍋)
 TEL 075-441-0610  月曜定休
 上京区上御霊前通烏丸西入る
 ◆おすすめ  ぼたん鍋   利用予算 10,000円~ 
  この店の名物は「ぼたん鍋」。いのしし肉の鍋の事。猪鍋をぼたん鍋と名づけた元祖の店。イノシシというと引いてしまわれる方もあるかとは思うが、良い猪肉はうまい食材である。猪鍋をされている店は他にもいろいろとあるが、この店の猪肉は良い物を用いているので生臭さや違和感を感じることはない。さすがに元祖・ぼたん鍋の店という感じである。猪鍋というものは猪肉の良さがすべてといって過言ではないと思うが、そういう意味でおすすめできる店である。ただ我々の利用の中でも日によっては多少、肉の質の優劣を感じることがあるが、特殊な食材だけに入荷状況で多少の優劣が出来てしまうのかもしれない。その点はお含み頂きたい。ダシはやはり京風の白味噌仕立てである。食べよい味だと思う。猪肉はどうしても嗜好の分かれる食材ではあるが、実は猪肉の脂肪は不飽和脂肪酸であり、ヘルシーな部類の肉である。若い女性にも体に優しい食材ではないだろうか。体を温める効果もある。京都で猪鍋を食されるのならこの店が良いのではと思う。各個室で鍋を囲む雰囲気も良い。ボリュームはそれほどではないので、お若い方などで追加をすれば上記予算表示とは異なるのであらかじめご了承頂を。備考…要予約
 
 鳥岩楼  とりいわろう   (鶏料理)
 TEL 075-441-4004  12:00~14:00 17:00~21:00  木曜定休
 上京区五辻通智恵光院西入る
 ◆おすすめ  鶏水だき  利用予算 10,000円~位
 ここは鶏料理の店。よって鍋は鶏の水だきだが通常の水だきではないので紹介する。通常の水だきは昆布ダシだけで食するがこの店の水だきはそうではない。鶏ガラを10時間以上も煮た特製のダシで食す。このダシは白濁しており鶏ガラの旨味を十分に引き出している。生臭みを消すために生姜風味とされたダシでこれで焚く。当然、通常の水だきにはないコクと味がある。鶏は奈良産の地鶏のみを使用との事。京料理ではないが、この鍋はなかなかオツなもの。鶏の水だきのみなら6,000円だが、これだけでは少々寂しいので他の一品メニューも加えて上記の予算表示位になるだろうか。京都の西陣の町屋が店舗なので、その風情も楽しめる。鶏のお好きな方におすすめ。備考…要予約
 
 たん熊 北店 たんくまきたみせ  (京料理・割烹) ミシュラン
 TEL 075-221-6990  無休 12:00~14:00 17:00~22:00
 中京区西木屋町四条北紙屋町355
 ◆おすすめ  すっぽん鍋入り懐石  利用予算 20,000円~
 京割烹の老舗名店でこの店のすっぽん鍋は昔からの名物の逸品。
すっぽんという食材は調理技術を要する食材のようで、へたな料理人が調理するとまったくうまくなくなる食材でもある。特に初めて「すっぽん鍋」を試される方は絶対に評判の店で食されることをおすすめする。へたなすっぽん鍋を食べると二度と食べたくなくなるので。この店のすっぽん鍋は名高い名店の味。完成度の高いみごとな味である。またこの店の場合はコース料理の中に一人前の小鍋で供されるので京料理のコースとすっぽん鍋とを楽しめる。冬季の京料理、そしてすっぽん鍋も同時に楽しみたいという場合にはうってつけ。価格的には名店のそれとなるので多少はお含み頂きたい。備考…要予約
 
  大市  だいいち   (すっぽん鍋)  リンク
 TEL 075-461-1775 火曜定休  12:30~13:30 17:00~21:00
 上京区下長者町千本西入る六番町364
 ◆おすすめ  すっぽん鍋  利用予算 22,000~30,000円
 言わずと知れた「すっぽん鍋」一筋の300年の老舗の名店。料理はすっぽん鍋一筋。献立は付きだしとすっぽん鍋、雑炊というシンプルなもの。味はさすがというところ。だが高価であることも相違ない。ただこの店のすっぽん鍋の味はこの店でしか味わえない。すっぽん鍋のみにこの価格を出せる方にはご利用されて決して損はない。追加も考慮すると上記予算表示のようになるが、このすっぽん鍋のダシはやはりさすが・・・建物も由緒ある文化財級であり、京都の歴史を感じられる。時にすっぽんというと引いてしまわれる方もあるようだが、決して不気味な料理ではない。日本料理における高級料理のひとつである。コラーゲンをたっぷりと含み、美容効果的にも名高い食材である。ただし上記にも記載したが、料理人の技術を問われる食材なので、確かな店で食して頂きたい。備考…要予約
 
 本家 たん熊  ほんけたんくま  (京料理・割烹) ミシュラン
  TEL 075-351-1645 11:30~15:00 16:00~22:00
 下京区木屋町仏光寺南
 ◆おすすめ  すっぽん鍋入り懐石  利用予算 30,000円~
 こちらも言わずと知れた京都の京割烹の草分け的な老舗の名店。たん熊北店とは親戚筋。北店で紹介したのと同じく、こちらも京料理のコースの中に一人前のすっぽん鍋が供される。味、しつらえ等すべてに名店のそれとなるが、価格もさすがとなる。コースの価格も40,000までが普通である。通常、当サイトの掲載店基準の予算を上回ってしまうのだが、すっぽん鍋に特別に考慮しての選考とした。ここ一番の利用にいかがであろうか。細かなことに今更、記述は不用であろう。上記の大市とはまた異なった趣で、京料理とすっぽん鍋の双方が楽しめる。すっぽん鍋の味わいも甲乙がつけられるものではない。構えて行くだけの店に相違ないが、内容もさすが名店である。料理は京割烹の正統派で、カウンターは無く、料亭と同じく個室での食事となる。近年流行の装飾系の料理ではなく正統派の京割烹料理なので、一見は地味な構成と感じられる方もあるかとは思うが、やたらなデコレーションは流行に過ぎないと我々は思う。本物の料理というものはシンプル・イズ・ベストというのが王道ではなかろうか。「侘びさびの美」である。その点をご理解の上でのご利用をおすすめしたい。備考…要予約

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